奥の見えない夜空を背景にして、白い雲がくっきりとした輪郭のまま乱暴に流されていく。得体のしれないものが吐く息のように闇が鳴き、湿り気を帯びた生臭い風が肌をなでていく。 …いや、洗濯物を干してたらちょっと気味が悪くなったもんで。
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