幸せってなんだ〜ろ

なにが気になるって、環境問題ほど気になるものはない(いや、マジで)。家庭や工場の排水が川から海に流れ込む。下水道の普及率がどのくらいか知らないけれど、少なくとも100%じゃない。有害物質は海に溜まっていく。そして魚が少しずつ汚染されていき、その魚を食べる僕達。みんなまだ大丈夫だと思っているのだろうか。
農薬が残留した野菜、抗生物質を与えられた牛や豚の肉。いったい何を食べたらいいんだろう。自足自給の道しか残されていないのだろうか。
…ちなみにうちの実家の田んぼでも農薬が撒かれている。

話は少しずれるが…生活が便利になることと人が幸福になることはイコールではないと僕は思っている。車や飛行機やパソコンや電子レンジや携帯電話やインターネットやその他もろもろの発明で生活は便利になったのだけれど、だからといって人間が幸せになったと言えるのだろうか?
パソコンを使えば仕事が早くできるかもしれないけど、その分やらなくちゃならない仕事が増やされて、結局うちに帰るのは遅くなる。電車を使って2泊3日で東京に出張してたのが飛行機で日帰りになったけど、余った2日が休みになるわけじゃない。
でも、そうやって生産性が上がったことにより生活は豊かになった。水を汲むために5キロの道を桶をかついで歩くなんて生活はきっと僕にはできない。
どのへんのレベルの便利さが妥当なんだろう。環境を壊さず、人がストレスを感じなくてすむ水準。個人的には、交通機関でいえば汽車の発明くらいまでで十分な気がする。電話はなくて郵便でいい。少なくとも携帯電話はなくていいんじゃないか。電子レンジもいらない。ガスレンジに鍋・薬缶があればいいじゃないか。
と、考えていくと、結局それは自分の子供の頃の生活環境に似ていることに気付いて、単に「昔はよかった」と言ってる年寄りと同じだったのかと落ち込んだ。
でも、便利になったことで失ったものも多いと思うよ。