不寛容

電車の中で携帯電話つかったっていいじゃない。どうしてダメなんだろう。例えば電車の中で話もしちゃダメってんなら分かるけど、おしゃべりはよくて携帯はダメっていう理由がよく分からない。たしかに携帯で話す人の声が大きくてうるさいときがある。でも、だからなんだって気もする。別にうるさくったっていいよ。そのくらいで怒らなくってもいいんじゃないか。
まあ、寝てるそばで大声だされりゃ怒りたくもなるけど、そのくらい我慢しようよ。家で寝てるときに近所を暴走族が走り回ってうるさいっていうのとは違うんだからさ。
それと、ペースメーカーつけてる人には生死にかかわる問題だから混んだ車内で携帯つかうのはダメってのは俺も分かってるつもりだよ(でも、実際にペースメーカーの事故があったという話は聞かないなあ。そんな人は用心して混んだ電車は避けてるのかな)。
そもそも、会話に夢中になっている人が無防備に話してるのを見るのはオモシロイっちゃあオモシロイ風景だと思う。話してる内容は大概くだらないしつまらないけど、「お前は今バカっぽく見えてるんだぞ、自分じゃ分かってないだろ?」とか思ったりする。あるいは、お得意様からかかってきた電話に応対する営業マンには「帰宅途中なのにタイヘンだね」とか「営業の人間のしゃべり方はみんな似てるよなあ」とか思ったりする。
ちなみに俺は電車の中で電話しない。…いや。ん〜、3回くらいあったか。言い訳になるけど、3回とも自分からかけたんじゃなくてかかってきた。2回は車両の中にお客さんは2,3人しかいなかった。1回はちっちゃい声ですぐに切った。あ、まてよ、ほかにもあったな、じゃ、4回か。いや、ん、もっとあるかな、忘れたけど。
まあ、要するに、自分が電話したくてこんなこと書いてるんじゃなくて、電話くらいで怒るのは不寛容すぎませんか、ってのが言いたかったことです。