電波

『生きものの記録』は原水爆放射能)を恐れる男の話だったけど、僕は電波がイヤで、できれば電波の届かないところに住んでみたいと思うことがある。テレビやラジオやケータイに煩わされたくないという意味でなく、ただ物理的に自分の体を電波が通り抜けているのが気持ち悪いのである。もちろん気分の問題であって、ほんとに気持ち悪くなるわけじゃない。
農薬やPCBや環境ホルモンダイオキシンなどの方が電波よりはるかに怖いのだけど、何も人体に影響を与えていなそうな電波も、ただ体が晒されているというだけでイヤなのである。僕は意外と神経質なんです。