最近、選挙がらみの話題が多くなったけど…

朝日新聞も面白いことやるなと、ちょっと思った。『9・11総選挙 若い世代へ』という特集なんだけど、作家の高村薫と東大助教授の本田由紀がそれぞれ書いている(7日付け)。高村のが主張だとすれば本田は論評、高村がメッセージだとすれば本田はコメント。高村の文章は分かりやすく、若い世代への「訴え」なのに対して、本田は最初に自分の専門である教育社会学の土俵で話し始め、理屈っぽく、「訴え」というよりは解説なのである。
あえて対称的な文章を並べたのかしらないけれど、どっちの文章が好きかと問われれば迷わず高村の方に軍配を上げるね、俺は。