サンマリンスタジアム

tetsu02112005-11-13


ソフトバンク対巨人の練習試合。
実業団の試合と言われても判らなかったでしょう。うまいことはうまいんだけど、「さすがプロ!」って言いたくなるほど圧倒的なプレーではない。ほとんどが2軍か1軍半クラスの選手だからか? 打球は外野手の頭を越さないし、よってスタンドまで届くこともない。
ホームランが見たいんだ、僕は。スコーンと気持ちよく飛ぶ白球を見て感動したいんだ。ただ「うまい」だけじゃなく「信じられないくらいにうまい」とか「目を疑うばかりに速い」とか「お前人間かよ、そのパワー」とか思わせてほしいんだ。あるいは、「あなたは何を食ってそんなに大きくなったんですか」みたいな単に肉体的(視覚的)な驚きだって構いやしない。それはそれで「プロ」だと思うぞ。
で、3イニング観て、寒くなったので帰りました。


ああ、それと、おっかけのおねーさん達が結構いたんだけど、ことごとく二人組だった。どうしてなんでしょう?? 一人でくるコはいないとは思うけど、3人以上のグループもほとんどいなかった。
たしかに、居酒屋で野球の話で盛り上がるOLのグループって想像しにくい。周りの客に聞こえないように気をつかいながら、好きな選手の話をこそこそ交わす二人組の方がありえそうな光景ではある。



アフターダーク
アフターダーク
読んでる途中で、これはほんとうに村上春樹の作品なんだろうかと思って表紙を見直すこと2回。ひょっとして、村「上」春樹じゃなくて村「止」春樹じゃなかろうかと疑ったりした。
その昔、秋本治が『こち亀』を描きはじめたとき「山『止』たつひこ」というペンネームだった。もちろん「山上たつひこ」のパクリというかパロディというか、「山上たつひこと勘違いして読んでくれたらラッキー」と編集者が思って名付けたんだろうというか…実際、僕は勘違いしてしまって、「山上たつひこにしちゃ面白くないなあ。」としばらくのあいだ訝しげに読んでいました。


小説世界を描写するのに「視点」というものを持ち出したりするものだから、「これってSF?」って錯覚したもんね。わざわざそんなもん持ち出さなくったっていいんじゃなかろうか。どういう思惑があったのか判りかねる。
そういうこともあったし、表現が陳腐に思える箇所もあったりして、『ダンス・ダンス・ダンス』以来の駄作かと思いました。


ああ、それと表紙といえば、和田誠がデザインしているのだけど全然ダメです。この表紙を見ただけでこの作品もぱっとしないような気がしたのですが、そういう予感て結構当たってると思います。
★★☆☆☆