12年乗ったチャリンコがパンクしたので修理しにいった。タイヤを交換しないと無理、タイヤは4千円、と自転車屋のオヤジが言った。かなりガタがきていたので、この際廃車することにした(処分料は千円だった)。中古車(まだ新しかったので新古車か)を7〜8千円で売っていたけど、買わなかった。もうちょっとお金を出せば新車が買えるし、中古車を買っても愛着心が湧かないと思ったから。
自転車に限らず、僕は中古品が苦手だ。自動車や家電や本やマンガや何でもいいけど、人が使ったものを買うのに抵抗がある。別に潔癖症というわけではなく、中古の方が概ね経済的だと分ってもいるけれど、誰もまだ乗っていない新車を自分のものにしたり、誰の目にもまだ触れられていない本に初めて自分の目を通すことが悦びなのである。
なんて話を例えば酒の席でしたりすると、「おんなはどうなのよ?」なんてツッコミが入りそうである。