『時をかける少女』
- 出版社/メーカー: 角川エンタテインメント
- 発売日: 2007/04/20
- メディア: DVD
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SFというより青春映画です。筒井康隆の原作は読んだことないけど、かなり脚本はいじってるようです。少なくともTVドラマのときのイメージとは全然違いました。アニメならではというシーンとしては主人公たちが野球をするとこです。適度にリアルで、高校生男子の脱力感と野球なんかあまりしたことのない女子のぎこちない投げ方がうまく描かれています。残念なシーンとしては主人公の女の子がタイムリープしてすっ転ぶとき、パンツが見えないとこです。その転び方でそのアングルだったらパンツ見えるだろ、って言いたいです。なのにスカートで不自然に隠してしまいやがって、スケベ心は別にしても「絵的にそれ間違ってるだろ」ってツッコミたくなるのです。
子どものときに観たTVドラマと今回のアニメ、どっちが面白いかというと判断は難しい。仮にTVドラマとアニメを同じ時代に観たとすればアニメの方に軍配を上げるかもしれない。でも、作品の良し悪しで比べるんじゃなくて、子どものころTVドラマを見ていた気持ちと今アニメを観た気持ちだけを比べれば、昔の方が喜んでいたと思う。そういう気持ちって、その年齢のその時代やその社会の中で生まれるものだから、いまTVドラマをDVDで観たとしても同じ感情にはならないだろう。だから、昔観て面白かった作品をいま観直すということに僕は慎重である。