北九州市監禁殺人事件

26日、控訴審判決が出た。松永被告は死刑、緒方被告は無期懲役
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松永被告は仮に緒方被告がいなくてもいずれなんらかの事件を起こしただろうが、緒方被告は松永被告がいなければこんな事件は絶対に起こさなかっただろう。
松永被告は(そんなことはありえないが)仮に無罪判決だったならば何の反省も後悔もなくのほほんと生きていくだろうが、緒方被告が無罪判決だったとすれば苦悩に満ちた人生を歩んでいくような気がする。
恐怖に縛られて自分の家族を殺すこと、その死体を解体すること、それは地獄である。自分が生きるために人を殺すということは、戦争という大義名分があってすら殺す側の神経を蝕む行為であるのに、拠り所とする大義名分がなく暴力や恐怖から逃れがたいがために人を殺めることは想像を絶する苦しみが緒方被告にあったと推察する。
彼女も被害者である。