テントで芝居を観た。

観客は5、60人。バイトで稼いで、公演に出るというパターンなのでしょう。芝居が好きというのは分かるのですが、「好きで一所懸命」なら面白い、というわけでもないからなあ。定職に就かず逃げ場がないという状況でしかイイものはできない…ということでもないしなあ。
たしかに、退路を断って勝負を賭けたモノに迫力があるということはあるけど、片手間の趣味で作ったモノでもイイものはイイと思う。
「一所懸命」ということを「恥を捨てること」と誤解している役者がいたような気がした。恥をすててバカなことをやることが面白いんじゃない。面白いということはどういうことなのかを「一所懸命」考えて欲しいと思った。