昨夜6時に始まった飲み会はいつ終わるともしれず、10時過ぎに限界に達した僕は途中で退席した。半分眠りながら自転車に乗るのは、人通りのない田舎道とはいえ結構あぶないものだった。
家に着くと服を脱いで居間の床に寝転んだ気がするのだが、朝起きると2階で寝ていた。
毎度毎度、飲み会あとはいつもこんな風で、2次会なんて行ったためしがない。アルコールの代わりにウーロン茶を飲むとか、焼酎を薄く割るとか、飲みすぎないよう工夫すればいいのにそれができない。目の前にコップがあると自分の適量なんて関係なく飲んでしまうのである。


朝、目が覚める前に夢を見た。つながりのない3つの断片。普段、起きたときに夢を覚えていることがほとんどないので、書いておく。
[その1]
小高い丘に草原が広がり、研究所か学校みたいな建物の上にUFOが3,4機浮かんでいた。今にも攻撃しそうな雰囲気だった。
[その2]
一人の友人ともう一人誰かと部屋の中にいた。友人から柔道着の着方を尋ねられた。高校の授業で柔道を選択した僕は、柔道着の下にはパンツ(下着)を穿かなかった記憶があったので、友人にそう告げた。それが正しい記憶かどうか自信がなかったので、「もう一人誰か」の方の人に「そうだよな?」と訊いていたら、友人は結論が出るのを待たずさっさとパンツを脱いで柔道着のズボンを穿きはじめた。ちなみにその友人というのは女性である。
[その3]
下りエスカレーターに乗っていると、斜め前にいた男がエスカレーター横のマガジンラックから雑誌を2冊掴み出した。緑の雑誌と赤の雑誌。2冊とも大判で分厚いものだった。男はそれを頭上に放り投げ、僕の目の前に落ちてきた。僕はキャッチしようとしたのだがうまくいかず、ステップの上に2冊の雑誌は落ちた。男が僕の方を振り向くと、30歳くらいの外国人だった。東南アジアか中近東か、そんな感じだった。男の目に狂気とか敵意は見出せなかった。僕はしばらく雑誌を見つめ、エスカレーターが下のフロアに着く前に拾い上げた。見回すと空いた棚があったので雑誌を置いた。