アラファト議長死去。

最近は印象が薄くて目立ってなかったように思う。

戦争はガス抜きである。たとえば、人は経済的に極貧(子供を売るとか)まで行ったとき、世界や社会がどうなろうと知ったことかという気分になるに違いない。何かに対して強烈な敵意を持ってしまうに違いない。戦争して幸せになりたいんじゃない。鬱屈した気持ちの爆発なのである。
ガス抜きをしないと、鬱屈した気分が社会に蔓延したままで出口が見つからない。だから戦争をするのである。出口は決して天国への入り口ではない。しかし、「今」からの出口であるというだけで、人はそこに向かうのである。