金は天下のまわりもの。

郵政民営化って何のためにやるんだったっけ？郵便料金が高過ぎ？民業圧迫？財政投融資の無駄遣い？
来年度予算シーリングでは公共事業の議論が低調らしい。
国の借金が多いのはよくないことなので予算の無駄遣いはダメだけど、社会に回るお金が少ないと巡り巡って個人の収入も少なくなるんだろう。収入が少なくなると支出も減るだろうし、支出を減らすと景気も回復しないので収入も減るでしょう。それは、ニワトリとタマゴの議論みたいだ。だからと言って、国債を乱発して借金増やしてまで公共事業をやるべきだとは思わない。
おそらく、そこそこの収入とほどほどの支出で満足すべきなんだと思う、国も家計も。ただ、不景気が続いて、「そこそこ」とも感じられない人が多くなっている気がする。この国は世界でも有数の「豊かな国」であったはずなのに（それは単に経済的な意味でしかなかったのだけど）、金銭的にも精神的にも貧しい国に変わっていくのだろうか。