「象の消滅」
『ローマ帝国の崩壊・一八八一年のインディアン蜂起・ヒットラーのポーランド侵入・そして強風世界』
この題名から内容は予測できませんでした。
『レーダーホーゼン』
小説は読者に説明してくれるものではなく、読者の方で理解(あるいは想像)すべきものなのでしょう。
『緑色の獣』
友達のように思っていた椎の木が獣になってやってきたからといって、しかも悪意や敵意は抱いてない様子なのに、なぜ殺すのかい?
『ファミリー・アフェア』
これに限らず村上春樹の小説に出てくる「僕」は、たぶん村上本人と共通する部分があるのでしょう。
たいした内容でもないのに、きょう読んだ4編の中では一番楽しく読めました。社会の片隅の珍しくもない生活のひとコマなのにね。