道路公団民営化

確かに「骨抜き民営化」といわれるだろうな、と新聞記事を読んで思った。官僚や族議員の影響や圧力が全然排除できないと思える。
ま、それはそれとして…
俺は不採算路線の高速道路の新規建設には反対です、基本的にはね。そりゃ、九州などの田舎は不採算になるのが当たり前です。例えばの話、北九州から出発する車は鹿児島(九州自動車道の終点)や宮崎(宮崎自動車道の終点)の方に向かうより関西や関東の方に行く車が圧倒的に多いでしょう。で、山口や岡山なんか通るわけです。山口や岡山は途中の経路として利用されるので通行車両は多いです。でも、鹿児島や宮崎はそこが終点であることから途中経路として利用されることは当たり前ですがありえません。そこが目的地である場合にのみ利用されるのです。
都会に住む人はすでに高速道路があって、日本の端っこにある高速道路を使うことはまずないでしょう。それなのに、自分たちの使う黒字路線のお金で田舎の赤字路線を新規建設するのはガマンならんでしょう。それはわかります。
道路でも鉄道でも郵便でも、人が多い地域は利用者が多いので収益が上がります。田舎は赤字です。赤字なのに道路を作ったり電車を走らせたり郵便局を置くのは資本主義の考えに反しているのは明らかです。だから、なくなっていいです。…でもねえ、ほんとにそれでいいのかって少し思います。要は公共性とか幸福追求の権利というか、そういうものと経済性のバランスだと思うんです。収益性だけを優先すれば、都会はどんどん便利になり、田舎はどんどん取り残されていくでしょう。それは仕方ないといえば仕方ないのだけど、それだけでイっちゃうと、都市の人口はますます増え田舎はますますさびれていくでしょう。その結果、都会も便利ではあるけれど住みにくい場所になっていくでしょう(すでにそうなっていると思うけど)。
便利であることが幸福であるとは思わないので、田舎に住む俺は高速道路ができなくても構わないと思ってます。でもねえ…。


カンフーハッスル
まあまあでした。でも、『少林サッカー』みたいな突き抜けたバカバカしさがありません。なんかコジンマリとしちゃった印象がありますね。映像的には進歩してるんだけど…。次に期待しましょう。
あ、そういえば、チャウ・シンチー周星馳)って、ゴン中山に似てると思う。

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