昼休み、郵便局に行った。ベンチで自分の順番を待っていると、窓口で処理を頼んだお客が郵便局員から「○○さま〜」と呼ばれていた。10年か20年前は「○○さ〜ん」だったんじゃないかな。近頃は銀行や病院でも「様」で呼ばれる。
こそばゆいというか、「俺なんか『様』呼ばわりしなくてもいいっすよ。たかが、1420円の振込みを頼んで、手数料は70円なんだからさ」という思いです。
世の中には勘違いする人がいます。喫茶店でコーヒー1杯頼んだ客のウェイトレスに対するモノの言い方や仕草が、まるでご主人さまが執事か下僕か奴隷に対するようである人がいます。たかだか300円ばかり払って、「おい!」はないでしょう。「お客様は神様です」なんていう言葉を真に受けて、「俺はお客『様』なんだぞ」って偉そうにする馬鹿者には、「モノは売ってもココロは売らん」と啖呵を切ってやってもいいのではないでしょうか。丁寧であることとへりくだることは違うはずだよ。イヤな客は追い出したっていいじゃないか。