朝日9日

ののちゃん
今までもオチがわからないことが時々あって、今日の朝読んだときも「なんじゃこりゃ?」だったのだが、夜読んでみたら面白いかどうかは別にして意味は分かった。
ちなみに今回のネタは、黒板の前で算数の問題を解くののちゃんなのだけど、問題は「124×11」の答を求めるもの。ののちゃんが書いた答えは「7」。クスクス笑いのクラスメイトの中で秀才君(名前は忘れた)が「山田さん、スゴイ!」と賞賛の雄叫びをあげる。キョトンとするクラスメイト。フジワラ先生曰く「なぞの人物X(エックス)ではありませんから」。「キョーシュクです」と頭を下げるののちゃん
文章で読んでも意味は分からないでしょうが、マンガを読んでも最初「イミわかんね〜」でした。
で、意味わかりました。数列です。1→2→4→「7」→11なのです。
まだ解らないひと手を挙げて。
はい。では、正解です。
     
1+
2+
4+7(X)
7+11
赤い数字が黒板に書かれた数字。青い数字が1、2、3、4と増えていくというものです。つまり、前の数字に1から順番に足していった数が黒板の数だというわけです。って、偉そうに解説したけど、「そんなの解ってるよ」なんて言われそうな気もしております。
でも、少なくとも子どもには解らんでしょう、このマンガ。



「批評!」
文芸欄。その中の映画の批評で「グアンタイモ、僕達が見た真実」について書かれている。
視点がいいと思って、記事の末尾を見たら「松本圭二・詩人」とある。ああ、詩人ってのはやっぱりするどいもんだと感心しました。
どこが僕のツボだったかというと、「この映画が胡散臭いことを口にし難い」という部分である。「胡散臭い」までなら、誰でもとは言わないが批評家を標榜する人間なら思いつくだろうと思う。でも、その胡散臭いことを「口にし難い」というとこまで行き着くのがすばらしい。



「宿神」
おもしろい。第1話が詩的というか観念的というか僕にはわからない世界だったので、「今回、パス」のつもりでいたのだが、申(さる)が登場したあたりから俄然面白くなった。この盛り上げ方って、純文学からは遠く、マンガチックであるけれど、訳が解らないものを有り難がっていた若い頃ならいざしらず、自分が面白いと思ったものが面白いんじゃいと開き直った今は、素直に面白いと思うのでした。
それにひきかえ、「愛しの座敷わらし」。タイトルからして食指を動かされるものでなく、文章はうまいといえばうまいのだけど、なんかわざとらしさが鼻につき、もう読むのを止めてしまった。