朝、100円ライターのガスが切れたので買いに行った。
最近、LEDライターってのが流行っているらしいけど、これって「男の子」心をくすぐる商品だと思う。例えば子どものころトランシーバーやナイフなんかに魅かれたように、心がちょっとウキウキしそうな予感があった。(LEDライターを知らない人のために説明すると、ライターにLEDライトが組み込まれているものです)
ファミマの棚に100円ライターと並んでそいつはあった。なぜか値札はついていなかったけれど、レジに持っていくと450円だった。少々高いと思うが、買う気満々の僕にためらいはなかった。ファミマを出てさっそく一服。LEDライトの煌めきは、やっぱり「男の子」心をくすぐった。
ところが、2,3回使ううちに火が点かなくなってしまった。火力調整がおかしいのかと思って調整用のレバーを探せど見つからず、どうやらライターのケツの窪みにマイナスドライバーを突っ込んで回せばいいと気づいた。職場で探し出したドライバーは寸法が合わず、それでも無理やりこじるように回した。でも、火はつかない。
もしや、ガス切れ?と思い、ファミマに戻り店員さんと検討の結果、元々ガスがほとんど入ってない状態で売っているのだろうと結論が出た。充填用ガスは315円。ガス切れのライターだけ持っていても仕方ないので、もちろんガスを購入。
やれやれ、やっと使い物になるかと思い、職場に戻ってさっそく充填。ところが、ところが、またしても点火せず。ああ、もう、いったいなんなんだよ、これ!である。合計765円の損失は社会勉強と思えばまだ許せる。でも、使うあてのないガスボンベはいったいどうしたらいいのだろう。処分に困るじゃないか…。
閑話休題。昔、いらないボンベを釘抜き(小型のバールだと思ってください)で叩いて穴を空けたら、弾けるように跳んで、僕の顔を掠めていったことがある。あのときはゾッとした。

本日3回目のファミマで、100円ライターを買った。お尻を見たらLEDライトがついていた。ああ…。